会社に行けないのは適応障害?仕事を休む基準と判断の目安【実体験】

仕事を休む基準と判断の目安

「もう限界かもしれない」
「でも、休んでいいのかわからない」
「これって甘えなんじゃないか」

こんにちは、蒼檸檬です。

私も、適応障害になる前、同じように悩んでいました。

会社で泣いてしまう。
朝起きられない。
でも、「まだ頑張れる」と思っていました。

会社に行けない状態が続いているなら、それは単なる甘えではなく、適応障害などのストレス反応の可能性があります。

この記事では、適応障害で仕事を休む基準、何日休むべきか、そして私が「休むべきだった」と思うタイミングについて、実体験をもとにお伝えします。

※この記事は、私自身の体験をもとに書いています。同じ「会社に行けない」という状態でも、原因や症状は人それぞれ異なります。ここでの内容は医療的な診断ではありませんので、症状が続いている場合は、専門の医療機関での相談をおすすめします。

この記事で分かること

  • 適応障害で仕事を休む基準
  • 何日休むべきかの目安
  • 甘えとの違い
  • 受診のタイミング

適応障害とは

適応障害とは、強いストレスが原因で、心や体にさまざまな不調が出る状態 のことです。

・気分の落ち込み
・不安や動悸
・涙が止まらない
・会社に行こうとすると体が動かない
・眠れない、食べられない

など、人によって症状はさまざまですが、
「環境が変わる」「強いストレスが続く」ことがきっかけになるケースが多いと言われています。

適応障害で仕事を休む基準5選

以下のような状態が続いている場合、休養を検討すべきタイミングです。

休むべきサイン

  1. 日常生活に支障が出ている
    朝起きられない、食事ができない、身支度ができないなど
  2. 身体症状が出ている
    動悸、吐き気、頭痛、めまい、不眠など
  3. 涙が止まらない
    理由もなく涙が出る、会社のトイレで泣いてしまうなど
  4. 会社に行けない日が続く
    駅まで行けない、会社の前で足が止まるなど
  5. 医師や産業医から休養を勧められた

これらのサインが出ている時点で、すでに「休むべき」状態です。

(詳しい限界サインについてはこちらの記事もご覧ください)

朝になると会社に行けないのは危険サイン?

朝になると体が動かない

布団から出られない。起き上がろうとしても、体が重くて動けない。

アラームが鳴ると動悸がする

アラームの音を聞いた瞬間、心臓がドクドクと激しく打つ。
息が苦しくなる。「また今日も始まる」という恐怖が、体を襲う。

玄関まで行ってもドアを開けられない

ドアノブに手をかけたまま、動けない。

上記に当てはまる場合、強いストレス反応の可能性があります。

こういった症状は、体が「もう限界だ」と発している危険サインです。
単なる「朝が弱い」「やる気が出ない」といったレベルではありません。
特定の環境(会社)に対する、強いストレス反応が起きている状態です。適応障害や、うつ状態の初期症状として現れることもあります。


何日休むべき?目安はある?

「何日休めばいいのか」は、個人差があります。
ただ、目安として以下を参考にしてください

1〜3日で回復するなら

一時的な疲労やストレスの可能性が高いです。
有給休暇を使って、様子を見てもいいかもしれません。

1週間以上続くなら

要注意です。
症状が1週間以上続く場合、単なる疲労ではない可能性があります。

2週間以上続く場合

医師の診察を受けることをおすすめします。

適応障害の診断基準のひとつに、「ストレス因子に曝露されてから3ヶ月以内に症状が出現する」というものがあります。
2週間以上症状が続く場合、専門医の判断を仰ぐことが大切です。

(メンタルクリニックの初診についてはこちらの記事をご覧ください)


私が「休むべきだった」と思うタイミング

ここからは、私の実体験をお話しします。

会社で泣いてしまった

ある日、会社のトイレで泣いてしまいました。

理由は、はっきりしない。
ただ、涙が止まらなかった。

それを同僚に見られて、先輩に相談し、人事の話しやすい人に相談し、最終的に人事面談になりました。

人事から言われたのは、
「とりあえず、有給を全部使ってください」

有給を取ってもホッとしただけだった

余っていた有給を全部使いました。

その間、とりあえずホッとしました。
「会社に行かなくていい」という安心感。

でも、回復したかというと、そうではありませんでした。

有給を取っても回復しない場合、それは休養だけでは足りないサインです

産業医面談からメンタルクリニックへ

有給中に、産業医との面談がありました。

そこで、「メンタルクリニックを受診してください」と言われ、初めて心療内科に行きました。

そして、「適応障害」と診断されました。

「まだ頑張れる」と思っていた

実は、会社で泣く前から、限界のサインは出ていました。

駅まで行けない日がある。
会社の前で足が止まる。
「消えたい」という言葉が口癖になっていた。

でも、「まだ頑張れる」と思っていました。

その結果、適応障害になりました。


それでも「甘え」と思ってしまう理由

休むべきサインが出ていても、「これって甘えなんじゃないか」と思ってしまう。

私も、そうでした。

「さぼってるだけ?」と自分を責める

休もうとすると、こんな声が頭の中で聞こえました。

「ただサボりたいだけじゃないの?」
「みんな頑張ってるのに」
「甘えてるだけだ」

自分で自分を責めてしまう。
これが、一番辛かったです。

SNSで「甘え」という言葉を見かける

周りから直接言われたことはありませんでした。

でも、SNSで「適応障害は甘え」という投稿を見かけることがありました。

そういう言葉を見るたびに、「やっぱり自分は甘えてるのかも」と思ってしまいました。

(適応障害が甘えかどうかについては、こちらの記事で詳しく書いています)

でも、それは甘えじゃない

今だから言えることですが、あれは甘えではありませんでした。

体が悲鳴を上げていたのに、「まだいける」と無視し続けた結果です。


放置するとどうなる?

「まだ頑張れる」と思って、限界サインを無視し続けるとどうなるか。

私の経験から、お伝えします。

症状が悪化する

放置すればするほど、症状は悪化します。

私の場合、頭の回転が遅くなった気がします。
以前はできていたことが、できなくなりました。

長期休職につながる

早めに休めば、短期間で回復できたかもしれません。

でも、限界まで働き続けた結果、長期の休職が必要になりました。

私は、3ヶ月の休職をしました。
(休職中の過ごし方についてはこちらの記事をご覧ください)

退職に至るケースも

休職後、復職できる人もいます。
でも、私のように、退職を選ぶ人もいます。

(復職か退職かの判断についてはこちらの記事で書いています)

早めに休めば、キャリアへのダメージも最小限に抑えられます。


今すぐできること

「休むべきかもしれない」と思ったら、今すぐできることがあります。

信頼できる人に相談する

まずは、誰かに話してみてください。

私は、こんな順番で相談しました。

  1. 先輩・同僚・同期に相談
  2. 人事の話しやすい人に相談
  3. 人事面談

一人で抱え込まないことが大切です。

産業医に相談する

会社に産業医がいる場合、相談してみてください。

私は、産業医との面談で「メンタルクリニックを受診してください」と言われ、それがきっかけで診察を受けました。

ただし、会社によっては産業医がいないところもあります。
その場合は、直接メンタルクリニックを受診することをおすすめします。

メンタルクリニックを受診する

「病院に行くほどじゃない」と思うかもしれません。

でも、2週間以上症状が続いているなら、受診を検討してください。

早めの受診が、早期回復につながります。

休職や社会保障制度について知る

休職する場合、傷病手当金という制度があります。
これは、休職中の収入を補償してくれる制度です。

(傷病手当金についてはこちらの記事で詳しく解説しています)

退職する場合は、失業保険があります。
(失業保険についてはこちらの記事をご覧ください)

制度を知っておくだけでも、安心につながります。


まとめ

適応障害で仕事を休む基準は、以下のとおりです。

  • 日常生活に支障が出ている
  • 身体症状が出ている
  • 涙が止まらない
  • 会社に行けない日が続く
  • 医師や産業医から休養を勧められた

これらのサインが出ている時点で、すでに「休むべき」状態です。

「まだ頑張れる」と思っても、体は正直です。
限界サインを無視し続けると、症状は悪化します。

早めに休むことで、回復も早くなります。
キャリアへのダメージも最小限に抑えられます。

もし今、「休むべきかも」と思っているならそれは、体からのSOSです。

自分を守ることを、最優先にしてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

優しいあなたが楽しく過ごせますように。


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