入社直後の「辞めたい」は甘え?短期離職を繰り返した元エージェントが教える、心を守るための自衛術

こんにちは、蒼檸檬です。
昨日の入社式から、今日の初仕事まで。本当にお疲れ様でした。
帰り道の電車の中で、スマホに「辞めたい」と打ちかけた人がいるかもしれません。
キラキラした顔の同期を横目に、「あ、ここじゃない」とすでに感じてしまった人も。
「せっかく入ったのに」「親に申し訳ない」「まだ2日目なのに、何を考えているんだろう」
……そういう声が頭の中をぐるぐるしているのではないでしょうか。
私は3社を経験し、そのほとんどが短期離職でした。
以前は人材紹介会社でエージェントとして働いていたこともあります。
その両方の立場から、今日感じたその違和感について、正直に書こうと思います。
先に言っておくと、この記事は「すぐ辞めましょう」と勧めるものではありません。
職場の雰囲気が想像と違うのはよくあることだし、慣れるまでに時間がかかるのも普通です。
ただ、「最初の直感」が的外れじゃないケースも、確かにあります。
その見分け方の話をしますので見ていきましょう。
目次
【実体験】「お茶汲み」と「怒鳴り声」が教えてくれたこと
期待して入った職場で、最初に出された仕事が「お茶汲み」でした。
2000年代でも2010年代でもなく、もっと最近の話です。
「女性だから」という理由で、業務とは無関係なお茶出しを当然のように求められた。
そのときに感じた、胃のあたりがスーッと冷えていく感覚は、今でも覚えています。
別の職場では、入社初日に遠くから上司の怒鳴り声が聞こえました。
先輩社員は死んだような目でPCに向かっていた。誰も笑っていなかった。
どちらの職場でも、私は「慣れれば変わるかもしれない」「まだ判断が早い」と自分に言い聞かせて続けました。
そして「石の上にも三年」があるので、もっと頑張らないといけないと、踏みとどまった結果、適応障害という形で体が先に限界を迎えました。
最初に感じたあの違和感は、間違っていなかった。
そう気づいたのは、もう動けなくなってからでした。
適応障害になるまでに何が起きていたかは、適応障害と診断される前に起きていたことにも書いています。
【元エージェントの視点】入社直後に見抜くべき危険信号3選
エージェントとして多くの求職者の話を聞いてきたなかで、「早めに動いてよかった」と言う人と「もっと早く動けばよかった」と言う人を、両方見てきました。
入社直後の違和感すべてが危険サインというわけではありません。
緊張からくる不安、環境の変化への戸惑い、単純な疲れ。
そういうものは時間と慣れが解決してくれます。
ただ、以下のようなものは話が別です。
一つ目は、新人を人として扱っていない空気感
労働力としか見ていない、名前ではなく「新人」と呼ばれる、質問しても邪魔そうにされる。
敬意のない扱いは、慣れても解消されないことが多いです。
二つ目は、エネルギーを一方的に吸い取られる関係性
「教えてやる」という態度で近づいてくるが、実際は自分の雑用を押しつけてくる先輩。
こういうテイカー的な動きは、入社初日から始まっていることがあります。
テイカーの見分け方はテイカーから逃げろ!にも書いています。
三つ目は、思考停止した慣習が放置されている環境
「昔からこうだから」で理由の説明ができないルールが多い職場は、そのほかの部分でも同じような思考が根づいている可能性があります。
これらは「慣れ」で変わるものではなく、組織の構造に近いものです。
初日に感じる生理的な拒絶感が、このあたりに由来しているなら、それは甘えではなく精度の高いアラートだと思います。
「とりあえず3年」は、状況によって意味が変わる
辛くもないし、特別おかしなこともない。ただ慣れていないだけかもしれない、という状況なら、とりあえず続けてみるのはありだと思います。
環境への適応には時間がかかるし、1年経って初めて見えてくるものもあります。
問題になるのは、「明らかにおかしい」と感じているのに「三年いなければ」という数字だけを理由に踏みとどまるときです。
エージェントとして求職者の職務経歴書を見てきた経験から言うと、企業が評価するのは「続けた年数」ではなく「その期間で何を積み上げたか」です。
耐えることにエネルギーを全部使った3年より、主体的に動けた1年のほうが、面接で話せることが多い。
もし今の職場がどう見ても合わないと判断したとき、「でも辞めたらお金が…」という不安があるなら、適応障害で退職したら失業保険はすぐもらえる?や失業中のお金の不安を減らす方法も読んでみてください。
動けなくなる前に知っておける制度は、知っておいたほうがいいと思っています。
【まとめ】4月2日の夜に、自分を責めないで
今夜、「辞めたい」と思っているとしたら、それはあなたが自分の人生を大切にしたいと思っている証拠です。甘えでも弱さでもない。
すぐ辞める必要はないし、すぐ決断しなくてもいい。
ただ、自分が感じた違和感を「気のせい」と打ち消すのだけは、少し待ってほしいと思います。
その感覚は、あなたの心が全力であなたを守ろうとしているサインかもしれないから。
明日の朝、体が動かなければ、まず休むことを考えてください。
続けるかどうかの判断は、その後でいい。
寄り道しても、また歩き出せる。このブログがそういう場所であったらいいと思いながら、書いています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
優しいあなたが楽しく生きられますように。

