求人票の「男女平等」は本当?入社後に感じた違和感と見抜く方法【体験談】

こんにちは、蒼檸檬です。
「うちは実力主義だよ」
「男女差別なんてない」
面接でそう言われて、信じて入社しました。
でも、最初に教えてもらった業務の中に「給湯室の掃除」がありました。
女性の先輩が、何も疑問を持っていない様子で、当たり前のように教えてくださいました。
その空気に、じわっと違和感を覚えました。
「男女平等と書いてあったのに、実際は女性だけ雑用を任される」
「営業を希望したのに断られた」
そんな入社後の違和感に悩んでいる方に向けて、実体験ベースでお話しします。
その違和感は、わがままじゃありません。
目次
「給湯室の掃除があります」という一言が教えてくれたこと
入社して業務を教えてもらっているとき、女性の先輩からさらっと言われました。
「給湯室の掃除があるから」と。
怒鳴られたわけじゃない、嫌な言い方をされたわけでもありませんでした。
ただ、当たり前のこととして伝えられた。先輩自身も、疑問を持っていない様子でした。
そのときに感じた「あ、ここはそういう会社なんだ」という感覚が、ずっと引っかかり続けました。
お茶を淹れることや給湯室を掃除すること自体が嫌なのではありません。
それが「女性社員の仕事」として当たり前に割り当てられている、その構造が問題だと思っています。
そういう「役割の固定」が当たり前になっている職場は、他のことでも同じ価値観が透けて出てきます。
「女子の営業は無理だね」と言われた日
私は営業がやりたくて入社しました。だから、やりたいと伝えました。
返ってきたのは「女子の営業は無理だね」というニュアンスの言葉でした。
はっきりと言われたわけではありませんでしたが、「無理」という結論だけはクリアに伝わってきました。
「じゃあ私はここで何をするんだろう」と思いました。
営業をやりたくて入ったのに、それが最初から閉じられている。
給湯室の掃除をしながら、何年も過ごすのか。
それは無理だと思って、辞めました。
後悔はしていません。
ただ、あの「無理だね」という一言は、今でも覚えています。
なぜ求人票の「男女平等」に騙されてしまうのか【元エージェントの視点】
過去に人材紹介の仕事をしていた経験から言うと、「男女平等」「実力主義」という言葉は、採用のために書かれているケースがあります。
企業側も、そう書かないと応募が来ないことを知っています。
だから書く。でも実際の現場がそうなっているかどうかは、また別の話です。
エージェント側も、給湯室の掃除が誰の担当なのか、女性のお茶くみ文化があるかなど、そのような細かい職場文化まで把握していないことがほとんどです。
求人票に書いてあること、企業の採用担当が話すこと、現場の実態。
この3つが一致しているとは限りません。
求人票の言葉よりも、現場を直接見る機会を作ることが大切です。
【転職エージェントの裏側と本音】求職者側・エージェント側の両視点で仕組みを解説
入社前に見抜くべき「違和感」3つのサイン
後から振り返ると「あれが予兆だった」と思うポイントがあります。
面接や職場見学の段階で意識してみてください。
① 面接官の言葉遣い
「女の子に向いてる仕事だよ」
「奥さんになっても続けやすい環境だよ」
「女性にとっては、妊娠や出産も、大事なお仕事なんだから」
そういう言葉が、悪意なくさらっと出てくる職場は要注意です。
言っている本人に悪気はない。
でも、その当たり前がある時点で、価値観はもう決まっています。
本人が差別しているつもりがないほど、それは文化として深く根付いている可能性があります。
② オフィスの風景
職場見学や二次面接などでオフィスに入れる機会があれば、誰が雑用をしているかを見てみてください。
コピー、お茶出し、片付け。
女性社員だけが動いている空気感があるなら、その職場の価値観が見えます。
③ 「女性の管理職」について聞いたときの反応
「女性管理職の割合や、登用実績を教えてもらえますか?」と聞いてみてください。
具体的な数字が出てくる会社と、「やる気があれば…」「今後目指していく方向で…」と濁す会社では、現実が大きく違います。
焦って即決は危険!初転職の失敗談【ブラック企業を見抜くチェックリスト】
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男女平等の会社か見抜くチェックリスト
入社後のミスマッチを防ぐために、面接や見学でチェックしておきたいポイントをまとめました。
- 女性だけが雑用をしていないか
- 女性の営業・管理職の実績があるか
- 面接官が性別前提の発言をしていないか
- 産休・育休の取得実績があるか
- 評価基準が明確か(曖昧な“実力主義”ではないか)
小さな違和感の積み重ねが、心を壊していく
「給湯室の掃除くらい大したことない」
「女子の営業は無理、くらいで傷つくのは過剰反応」と思う人もいるかもしれません。
でも、こういう小さな「あれ?」が毎日積み重なっていくことで、じわじわと消耗していきます。
言葉にしにくいしんどさが続いて、「私がわがままなのかな」「ここで頑張れない自分がダメなのかな」という自己否定に変わっていく。
適応障害になる前、私も「なんとなく合わない」という感覚を、ずっとやり過ごしていました。
その感覚を早めに信じていれば、もっと早く動けたかもしれないと思うことがあります。
【まとめ】違和感はあなたを守るセンサーです
なによりも伝えたいことは、求人票の言葉より自分の直感を信じていい、ということです。
「なんか違う」「これじゃない」という感覚は、正確です。
その感覚をわがままだと思って押し込めてきた人が、じわじわと消耗していくのを、人材紹介の仕事でも、自分の経験でも、見てきました。
同じような環境にいる方へ。あなたが「淹れたいとき」にだけお茶を淹れられる、そういう対等な職場は存在します。
今いる場所が当たり前だと思わなくていいです。
- 求人票の「男女平等」は、現場の実態と一致しないことがある
- 面接の言葉遣い・オフィスの風景・管理職の話で見抜けることがある
- 小さな違和感の積み重ねが、心を壊す原因になる
- 「わがままかな」と思う前に、その感覚を信じていい
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
優しいあなたが楽しく生きられますように。
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