適応障害は甘え?そう思っていた私が気づいた本当のこと【実体験】

「適応障害って甘えじゃないの?」
「仕事がつらいのは誰でも同じでしょ」
「逃げてるだけじゃない?」
そう言われたり、あるいは自分でそう思っていませんか?
こんにちは、蒼檸檬です。
私も診断される直前まで「これは甘えなんじゃないか」と思っていました。
会社のトイレで涙が止まらなくなっても。
朝、玄関の前で動けなくなっても。
「消えたい」と口にするようになっても。
それでも、「みんな頑張ってるのに、私だけ甘えてる」と思っていました。
でも今は、はっきり言えます。
あれは甘えではありませんでした。
この記事では、なぜ「甘え」だと思ってしまうのか、甘えと適応障害の違い、当時のリアルな状態、そして今苦しい人に伝えたいことを、実体験ベースでまとめます。
目次
なぜ「適応障害は甘え」と言われるのか?
適応障害は、なぜ「甘え」と言われやすいのでしょうか。
目に見えるケガではないから
骨折や捻挫なら、誰が見てもわかります。
レントゲンを撮れば、骨が折れているのが見えます。
でも、適応障害は違います。
外から見ても、何も変わらないように見えます。
「普通に見える」
「元気そうに見える」
だから、周りからは理解されにくい。
自分でも、「甘えなんじゃないか」と思ってしまいます。
日本の「我慢文化」
日本には、「我慢が美徳」という文化があります。
「みんな辛いのは当たり前」
「若いうちは苦労すべき」
「甘えるな、頑張れ」
そう言われて育った人も多いと思います。
私も、そう言われて育ちました。
だから、辛くても「これくらい我慢しなきゃ」と思っていました。
自分自身が一番そう思ってしまう
実は、周りよりも、自分自身が一番「甘えだ」と思ってしまいます。
「もっと頑張れるはず」
「これくらいで休むのは弱い」
「みんなもっと大変なのに」
そうやって、自分を責めてしまう。
この自責思考が一番辛いです。
甘えと適応障害の決定的な違い
では、甘えと適応障害は何が違うのでしょうか。
一般的な傾向と、私の体験から見えてきた違いをまとめます。
甘えの場合
- やりたくない、という気持ちが強い
- 別のことは楽しめる
- 環境が変わらなくても、特に問題ない
- 休めば元気になる
適応障害の場合
- 環境ストレスが明確な原因
- その環境に入ると症状が出る
- 動悸、涙、不眠など身体症状が出る
- 休んでも、その環境に戻ると症状が再発する
甘えは、「やりたくない」という気持ちの問題です。
でも、適応障害は、環境が原因で身体症状が出ます。
これが、決定的な違いです。
※この記事は医療的な診断を目的としたものではありません。気になる症状がある方は、専門医にご相談ください。
私はこうして壊れていった
ここからは、私の実体験をお話しします。
私は、2社連続で適応障害になりました。
最初の会社でも、次の会社でも、同じように壊れていきました。
トイレで泣く日々
会社のトイレで、涙が止まらなくなりました。
理由はわからない。
ただ、涙が出る。
「なんで泣いてるんだろう」
「甘えてるだけなのに」
そう思いながら、トイレの個室で泣いていました。
会社に入れない
朝、会社の玄関の前で、動けなくなりました。
足が、進まない。
体が、拒否している。
でも、頭では「行かなきゃ」と思っている。
「甘えるな」と自分に言い聞かせる。
それでも、体は動きませんでした。
「消えたい」と口にする
ある日、気づいたら「消えたい」と口にしていました。
怖かったです。そんなことを言うなんて。
でも、その時も思いました。
「これは甘えなんじゃないか」
それでも甘えだと思っていた
動悸がする。
涙が止まらない。
眠れない。
食欲がない。
こんな症状が出ていても、私は「甘えだ」と思っていました。
「みんなもっと頑張ってる」
「私は弱いだけだ」
そう思って、自分を責め続けました。
診断されて初めて分かったこと
産業医に勧められて、メンタルクリニックを受診しました。
(受診の流れは、こちらの記事で詳しく書いています)
そして、「適応障害」と診断されました。
病名がついた安心
病名がつくことで、ほっとしたというか、安心しました。
「ただの甘えじゃなかったんだ」
そう思えたことで、少しだけ自分を責めることが減りました。
「休んでいい」と言われた安堵
医師から、「休職が必要です」と言われました。
その言葉を聞いたとき、休んでいいんだ、と初めてそう思えました。
甘えではなく「限界」だったと理解
休職して、少しずつ振り返ることができるようになりました。
あれは、甘えではなかった。
限界だったんだ。
体が、心が、「もう無理だ」と言っていたんだと、ようやく理解できました。
(休職中の気持ちについては、こちらの記事で詳しく書いています)
今「甘えかも」と悩んでいるあなたへ
今、この記事を読んでいるあなたは、きっと「これは甘えなんじゃないか」と悩んでいると思います。
私から、伝えたいことがあります。
今つらいなら、それは甘えではない可能性が高い
「甘え」という言葉で、自分を責めているなら。
それは、甘えではない可能性が高いです。
本当に甘えている人は、「甘えかも」と悩みません。
悩んでいる時点で、あなたは十分に頑張っています。
症状が出ているなら、一度相談を
動悸、涙、不眠、食欲不振。
こういった症状が出ているなら、一度専門医に相談してください。
「これくらいで相談するのは大げさかな」と思うかもしれません。
でも、その「これくらい」が、実は限界のサインかもしれません。
(限界サインについては、こちらの記事をご覧ください)
逃げではなく、環境を変える選択
「退職するのは逃げだ」と言われることがあります。
でも、それは逃げではありません。
環境を変える、という選択です。
自分に合わない環境で無理を続けるより、環境を変えることの方がよっぽど勇気がいります。
(退職後の不安については、こちらの記事で書いています)
最後に
あなたは弱いのではありません。
限界まで頑張ってきただけです。
「甘え」という言葉で、自分を責めないでください。
あなたは、十分に頑張っています。
今、辛いなら。
休むことを、考えてみてください。
休むことは、逃げではありません。
次に進むための、準備です。
あなたが、少しでも楽になりますように。
一緒に、ゆっくり進んでいきましょう。
ここまでよんでいただきありがとうございました。
あわせて読みたい
📌 適応障害について
会社に行けなくなった朝、体に起きていた異変|動悸・吐き気・涙が止まらない【適応障害の限界サイン】
📌 休職・退職について
休職中の焦りがつらいあなたへ【適応障害の回復を遅らせる考え方・救われた思考法】
適応障害で休職中の過ごし方|焦らず回復するために私がやったこと・やめたこと【3ヶ月の実体験】
【適応障害で退職した今、不安が強いあなたへ】無職中に「働く前の準備」という選択肢
📌 メンタルクリニック受診
メンタルクリニック・心療内科の初診の流れを完全解説|予約方法・費用・持ち物まで【体験談】

